202403 松崎プロジェクト年度末発表会

プロジェクトの課題を出し尽くします。

2030松崎プロジェクトが発足して3年。プロジェクトの大きな2本の柱として「次世代を主体としたまちちづくり」「サステナブルツーリズム」をかかげ、中高生とともにつくりあげたゴールに基づいたチーム活動をおこなってきました。

成果としては、ゴールの設定とそれに基づくチーム活動の展開、それを発表・見直しし新たな展開をしていくサイクルの確立、思いを共有しあう対話の場の提供、論理的思考に基づいた活動計画の策定、松崎高校探究学習との連携、ぷらっとカフェと三余塾チームでの学びの場の提供、大学の研究やフィールドワークとの連携などがあげられます。

その一方で、プロジェクトの目指す方向が分からない、新しい人の参加が少なく毎回決まった人しか参加していない、次世代と言いながら若い世代の参加が少ない、チーム活動が進まない、マネジメントが上手くいっていない、地域に情報が届いていないといった悩みに直面しているのが事実です。

そこで、今年度の年度末報告会では、プロジェクトの現状と課題についてを出し尽くし、その結果を踏まえて、来年度(5月)のワークショップで活動の検討をしていくこととしました。

グループワークでの対話の成果をそれぞれが発表

グループでの話し合いを発表する中で際立ったのが「楽しくない」という意見。近寄りがたい雰囲気、成果を求めれられる、途中参加が難しいといったものでした。中高生をいかに巻き込むかという課題にも通じるのですが、みんなが参加をしたいと思う「楽しい」活動とは何なのか?
BBQやお祭りなど、なにかの「ついで」に参加ができるとよいという意見もありましたが、それをプロジェクトとして持続させるにはどうすればよいのか?大学が関わる意義とは?
今回は課題を出し尽くすということで、解決案を探るというものではありませんでしたが、一度原点に立ち戻り、何のためにこのプロジェクトがあるのか見直すということが大事であるということになりました。

ポスター発表という形で、今年度の活動を発表

今回、チーム活動の発表は展示での紹介となりました。
ツーリズムのチームは、今年度踏査したモデルコースのまとめと、静岡大学考古学研究室による松崎町の古道研究をポスター発表。
高齢者のチームは、これから製作を始めていく「ふるさと絵屏風」の事例紹介。静岡大学情報学部の授業で、松崎町の課題についてまとめたポスターも展示しました。

近日、Youtubeにて公開予定!

この日は、映画チームが制作した松崎町を舞台にした短編映画「BEN BEN」を放映。こちらにつきましては、まだ修正中で公開をしていないため、公開が決まりましたらお伝えします。