2022年度から高校の必修科目となった「探究学習」。松崎高校では、松崎町とお隣の西伊豆町とともに中学校から一貫して地域を学ぶ「西豆学」として、この探究学習に取り組んでいます。
一昨年度は生徒さんへのアドバイスという形でサポートをおこなった2030松崎プロジェクトのメンバー。昨年度はmatsuzaki2030-blog.hatenablog.com
生徒さんのチーム活動への参加と、最終的にはその中から2つのチームが静岡大学主催の伊豆探究学習サミットで発表
matsuzaki2030-blog.hatenablog.com
という形で、サポートをおこないました。
今年もサポートをすることになった2030松崎プロジェクト。昨年度の反省点として、生徒さんがあらかじめ決まっているチーム活動に参加するだけの形になってしまったことが挙げられたことから、1年生はまず地域の大人の話を聞くことで地域課題や自分のやりたいことを見出し、それを2年生になって実践で学んでいく、という形になりました。
まずは松崎町、伊豆半島の現状と課題を知ることから、ということで、ご講演くださったのが、深澤松崎町長!松崎で生まれ、大学は東京に進学し、町のために役場職員としてUターンして、2年前から町長を務めていらっしゃいます。
現在の人口は5900人、高齢化率50%超えの松崎町。少子高齢化の一番の懸念は、町の活気がなくなることだと町長は語ります。働くところがあっても魅力的な職がない…といった声がある中、課題のデパートともいえる地方に大きな可能性を感じ、都市部の大企業が目をつけていて、実際に松崎町にも入ってきている。田舎にいても一流企業とつながることができ、昔よりもネットの力で、この地で夢を叶えるといったことがやりやすくなっているのでは?先が分からないこのご時世だからこそ、こうありたいということに向けて、探究学習に取り組んでほしいというメッセージを贈られました。
次に松崎町役場の2030松崎プロジェクトの担当者である鈴木さんより、松崎プロジェクトのこれまでの取り組みやチーム活動についての説明がありました。
大学生や親戚以外の大人と交流しながら自分の興味のあることに取り組むことができることが松崎プロジェクトの魅力。自分一人ではできないことも、仲間、大人の力があればチャレンジできる!自身が松崎生まれ、松崎高校卒の鈴木さんのメッセージには説得力がありました。
ツーリズム、農業チームのメンバーからもプロジェクトとチーム活動について簡単に説明がありました。興味を持ってくれた生徒さんにはぜひ、参加をしていただきたいです。
次回以降は、観光や福祉、エネルギーといった分野に携わる主に松崎プロジェクトのメンバーが講義をし、その講義を聞いて状況や課題、解決案をワークシートにまとめていくという授業になります。
次回は町役場の方から町のことや役場での仕事内容についてをお話いただきます。