松崎の自然や文化を満喫するツアーのコースを計画し、ツアーとして成り立たせることができるかの実踏しているツーリズムのチーム。9月9日(土)は、標高358mの笠野山を登り、道部へ向かってくだる笠野山・丸高コースを実踏しました。
田代峠から出発。田代峠は、岩科と石部を通り南伊豆(伊浜)に通じていた古道で、今も生活道として機能しています。
山中には数多くの炭窯の跡が残っているので、昔の生活の営みである炭焼きを感じることができるのはツアーとしての魅力だと感じました。
笠野山の山頂は樹林で覆われており、樹間から眺望ポイントの確認をおこないましたが限られた個所となりました。
来た道をくだり、分岐を右に岩地峠道部に向かってくだると道部と岩地をつなぐ道路にでます。左に進み岩地峠、尾根筋に沿って石切り場(室岩堂)に通じた山道を歩きます。
途中にはイノシシが体に付いたダニなどの寄生虫を取るために泥を浴びる場所である「ぬたば」がありました。稜線からは富士山を望む展望場所を確認。松崎町を南から北方向に望む景色は絶景です。
しばらくすると道部と室岩洞方向への分岐があり、大きな土石流岩塊から霊感を感じるパワースポットを一気に道部へ向かってくだります。
実踏の結果、炭焼き跡という資源をいかしたほうがよいということ、岩地峠からの富士山の眺望と松崎町の街並みの俯瞰は必見であると、みんなで認識しました。ただし、コース上にトイレがないことや、歩経路が不明確なところがあることで単独行動は避けなければならないといった問題点もありました。
次回は9/24、伊豆西南海岸遊歩道「三浦歩道」、その先の千貫門までを歩くコースを実踏します。