20230105 ぷらっと2030カフェ「3次元点群データ勉強会」

下田土木事務所の菅沼さんを講師に迎えての勉強会

みなさんは「3次元点群データ」をご存じでしょうか?3次元の座標値(X,Y,Z)と色(R,G,B)から構成された地形や建物などのデータで、静岡県は県内ほぼ全域の地形データをオープンデータとして公開しています。一昨年、熱海伊豆山で発生した土石流災害時にいち早く現場の状況を確かめるために使われたことで、聞いたことがある方がいるかもしれません。でも、このデータどうやって見るの?実際どんな風に活用されているの?と分からないことだらけ。そこで、3次元点群データに詳しい下田土木事務所松崎支所の菅沼さんのご厚意により、勉強会を「ふれあいとーふや。」にて開催していただきました。

基礎的なことから、防災・観光への活用事例を紹介いただき、実際に防災や観光に関わる参加者のみなさんとの質疑がありました。その中で私が面白いと思ったのは、「山城の調査」への活用。草木が生い茂っているところも3次元点群データで、地形をはっきりと見ることができます。

3次元点群データだけじゃない、菅沼さんの活動に皆さん興味津々

NPO法人「SeaNet浜松」の顧問としても活躍されている菅沼さん。カジキ釣りの国際大会ヘミングウェイカップ」の開催など、公共の「水辺空間」の活用に注力されています。1/11(水)には松崎で伊豆半島を対象とした水辺空間利用の官民一体協同プロジェクトである「ミズベリング伊豆」のキックオフミーティングを開催。松崎町の一大イベント「たんぼを使った花畑」と「那賀川の利用」についてなどを考えます。

菅沼さんの話を聞いていると、アイデアをアイデアで終わらせず、実行していく「土木」という仕事の魅力を感じました。今後、中高生にもこうした「熱い思い」を持つ大人たちの話を聞いて欲しいなと思いました。