20250130 西豆学合同発表会(松崎高校探究学習発表)

地域4つの学校の探究学習発表会「西豆学合同発表会」

今年度も松崎高校の探究学習をサポートしてきた2030松崎プロジェクト。1月30日、松崎高校、松崎中学、西伊豆中学、伊豆の国特別支援学校伊豆松崎分校という地域の中学と高校が合同でお互いの探究学習の成果を発表する「西豆学合同発表会」が松崎高校体育館で開催され、本プロジェクトのメンバーもその発表を見に行きました。

西豆学合同発表会は二部構成になっており、第一部は各校代表の発表、第二部は各校混合のグループとなって全員が発表をするものです。
まずは各校代表の発表から。

 

松崎中学校代表発表「花畑の残った花を活かそう」

松崎町の町を代表する行事である「田んぼを使った花畑(毎年2月中旬~5月5日まで開催。田植え前の田んぼを利用した花畑)」。この田んぼを使った花畑が補助金の減額やで継続が難しくなっている。全国で生花店の売れなくなった花を廃棄するフラワーロスが問題となっており、おりその解決方法として、ドライフラワーにする、ボタニカルキャンドルにするといったアイデアがある。実際にボタニカルキャンドルを廃棄される花で作ってみた。このボタニカルキャンドルを田んぼを使った花畑で売れば、観光客向けの新しい名産品になり、その売り上げを運営資金にしてはどうか。

 

西伊豆中学校代表発表「西伊豆町を存続させるには」

令和6年12月現在、高齢化率53.2%、人口減も続く西伊豆町。昨年度の出生数が6人であり、このままだと町の存続が厳しくなる。少子高齢化、冬季の観光客が少ないというのが西豆の課題。
家が商売をしているので、西伊豆町のデジタル地域通貨である「サンセットコイン」の利用状況が分かるが、観光客にはサンセットコインが浸透していないことが分かった。町外の人手も簡単な手続きで「サンセットコイン」を利用できるので、そこをアピールしていきたい。
農業の担い手不足しており、耕作放棄地の増加も地域課題。観光客が地元の人と共同で畑仕事をする「シェア畑」の導入をしてはどうか。「ツッテ西伊豆(釣った魚を地域通貨で買い取る仕組み)」のように、できた農産物をお土産として持ち帰ったり、はんばた市場(産直市場)で買い取ってもらえるようにしたらよい。農業を始めるきっかけ、地元の人と観光客につながりもできる。
観光地巡礼にサンセットコインのポイント付与をするスタンプラリーのようなものができたらよいのではと思った。
移住者や観光客が増えるには時間がかかるが、自分自身ができることをしながら地域復興をしていくことで、西豆地区を存続させることができると考えている。

 

伊豆の国市特別支援学校伊豆松崎分校高等部代表発表
松崎町西伊豆町の魅力を多くの人に知ってもらうためにわたしたちができること」

西伊豆町松崎町の魅力を調べ校内で発信してきた。堂ヶ島西伊豆で行きたい場所のアンケート調査をおこなった。分かったことは、堂ヶ島を訪れる半数以上は県外、海外の人もいる。堂ヶ島クルーズが一番人気だが、その日が雨だったこともあり、運行せず、そうした時にどこに行ったらよいかを逆に聞かれた。
松崎町では町内の人に、他地域の人におススメする町の場所のアンケートをおこなった。分かったことは自然に関する場所を勧める人が多かったこと、観光客が行きたいスポットと地元の人が勧めるスポットには違いがあること。おススメスポットには知らないところもあったので、まだまだ知らない魅力的な場所があるのだと思った。
松崎町の写真の会の方にお話を聞き、写真の撮り方も教えてもらった。写真を撮ることで失われていくものを未来に残していくことができるという言葉が印象的だった。
各自の西伊豆町松崎町のおススメスポットは、サンセットプラザ堂ヶ島アサイミート・トンボロ・宇久須港・なまこ壁・天窓洞。まずは自分が魅力を知り、写真を撮ってSNSやパンフレット、ポスターといった形で発信する、町のいいところを周りの人に話すといったことで、自分たち自身が町の魅力を伝えることができると思った。

特支松崎分校さんは三年生の5名が発表してくださいましたが、半数以上は就職などで町を離れることになるとのこと。「町を離れてもこの町の良さをたくさんの人に伝えていきたい」という最後の言葉に胸を打たれました。

 

松崎高校 1年生代表発表「健康で居続けるまちづくり」

テーマを決めるきっかけとなったのは、高齢者や体が不自由な方への接し方などを学んだ「介護実習」と、耕作放棄地、地域の人口の減少、空き店舗の増加といったことを知った「地域学」の授業。この二つから、廃校の体育館といった遊休施設を改装し運動施設にしてはどうかということを考えた。
自分がけがをしたときに理学療法士の方に助けられたことから、将来、医療衛生の道に進み理学療法を学びたいという思いや、小さいころから地域で高齢者と過ごしてきたこともこのテーマを決めたきっかけの一つ。
課題としては、費用負担、若手が少ない、運営する人や従業員が少ないということ。
町民の運動習慣、健康状況、運動に対する気持ちを調査していきたい。


松崎高校 2年生代表発表「松崎の特産品を生かした取り組み」

桜葉餅やワサビ、栄久ポンカンなどの自然の恵みをいかした特産品が多い松崎町。この特産品があまり知られていないのではないかと思い、ふるさと納税を利用して、特産品を広めることを考えた。
ふるさと納税の返礼品で人気のある商品は食べ物。成功例として焼津市を調べると、水産加工品などが人気で、町の知名度もアップしている。
松崎町ふるさと納税を見ると松崎ならではというものが少なく、写真で見ても分かりにくいものが多いので、手に取りにくい。
画像を分かりやすいものにし、生産過程の動画をアップすることで興味を持ってもらえるのではないだろうか。ふるさと納税は、町を知ってもらえるというメリットもある。

 

松崎高校の生徒がファシリテータとなってグループ発表を進めていきます。

第二部は、全員が発表をおこなうグループ発表がありました。
松崎高校の生徒がファシリテータとなり、各校生徒が混ざった6~7人のグループを作って、それぞれがタブレットを使い自分の探究学習の成果を発表しました。

来年度も本プロジェクトは松崎高校探究学習のサポートを予定しており、継続的に関わっていきたいと思っています。