20231020 高齢者チーム 高齢者サロン活動でふるさと絵屏風のヒアリング実施

元中川小学校。グラウンドも広くいろいろ活用できそう。

松崎町大沢温泉地域で高齢者サロンが開催され、地域の高齢者30名ほどが元中川小学校に集まりました。
今、2030松崎プロジェクトにおいて、高齢化問題をテーマに活動を行う高齢者チームでは、松崎町にある福祉施設十字の園と一緒に、「ふるさと絵屏風」の作成を計画しています。ふるさと絵屏風というのは、以前葉山町に視察にいった際にブログで紹介しているので、そちらをご覧いただければと思いますが、toubusatellite.hateblo.jp

まちの古い情景や生活の様子を高齢者の人たちから聞き出し、それを絵にして大きな屏風をつくるというものです。絵屏風一面に当時の生活の様々な場面が描かれ、高齢者が語り部となって伝えていくことが大事で、絵屏風ができて終了ではなく、それを活かして育てていくというのがこの絵屏風の醍醐味です。

冗談を交えながら進める佐々木さん。歌もかなり上手い!

サロンでは、十字の園の佐々木さんが中心となり、以前松崎で最も栄えた「常磐大橋通り商店街(銀座通り)」のお店の様子を皆さんにうかがいました。どんな名前の店があったのか?そこで何を売っていたのか?何か買ったことがあるか?味はどうだった?いろいろ質問をしていくと、皆さんも次から次へと昔のお話をとても具体的にしてくれて、当時の様子がまるで目に浮かぶようでした。佐々木さんの絶妙な会話のやりとりで会場は笑いに包まれ、本当に皆が昭和30年代にタイムスリップしたかのようでした。

いろんな店がひしめき合っていた商店街。さぞかし賑やかだったことでしょう。

絵屏風づくりはなんといっても情報が鍵。できるだけ多くの具体的な情報を得ることで、描かれる絵もより正確に、現実味を帯びてきます。少しずつ絵屏風制作が前に進んでいるのを実感でき、なんだかまたやる気が出てきました。

最後に、松崎町では10月21日にから「松崎まちかど花飾り」が開催されています。私が訪ねた20日も既に準備が整えられており、まちのあちこちに色とりどりの花が飾られていました。心が和みます。

この表情、たまらない。