20231110 松崎高校探究学習7

松崎高校近くの休耕田を使い「菜の花エコプロジェクト」を実施

「農と漁・猟の活動が受け継がれ、食べ物が新鮮でおいしい。」を2030年のゴールとした活動を続けている農業のチーム。今回、松崎高校探究学習の講師を務めました。
現在おこなっている
1.松崎高校近くの耕作放棄地を整備し、大根や玉ねぎなどをつくり、松崎高校の文化祭や直売所で販売
2.休耕田に製油用の菜の花の種を蒔き、その種から食用油を精製。廃食用油バイオディーゼル燃料として活用する「菜の花エコプロジェクト」
3.近隣保育園の園児さんとサツマイモの定植、収穫をおこなうことで食育を実施
という3つの活動を説明。

実際に野菜を作ってみて、知ることがいっぱいあります。

耕作放棄地が町内に約65haもあること、耕作できる状態にするまでがとても大変であること、鳥獣害の対策が必要であること、売上よりも経費が多くかかり、農業だけで生計を立てるのは難しいことなどを説明しました。
それを踏まえて
1.耕作放棄地の活用方法
2.半農半X(農業と他の仕事を組み合わせた働き方)の案
3.担い手を育てるためには何をすべきか?
という3つの問いについて、まずは個人で考えてからグループワークをおこなってもらい、発表をしました。
2の半農半Xについては働くイメージがまだないからか意見はありませんでした。
1の耕作放棄地については
・石部の棚田のようなオーナー制度をつくる
・農業をやりたい人に貸し出せるようにする、といった農業に使う案と
・ドッグランにして新しいコミュニティをつくる
・スポーツできる場所にして町に来る人を増やす、という別の活用法を考える案がでました。
3の担い手を育てることについては
・道具の活用で作業の体力的な負担を減らす。
・農業体験+その後にご飯を食べるといったイベントで興味を持つ人を増やす。
SNSで農業の楽しさを積極的に発信する。
・農業のやりがいについて、大学をはじめとした学校で講演をおこなう。
といった案がでました。
プロジェクトの農地が松崎高校に近いことからも、体験+ご飯会といったイベントを高校生向けにおこなってみるのもよいのでは?と思いました。