松崎十字の園での松崎高校美術部作品展示

松崎高校美術部の素敵な作品18点を展示する「ギャラリー十字の園」

先日(2023/11/18)の伊豆新聞にも掲載されましたが、松崎高校美術部の生徒さんたちの素晴らしい作品18点が、福祉施設松崎十字の園さんを入ってすぐのスペースや廊下を活用した「ギャラリー十字の園」に展示されています。作品の柔らかな色彩と壁の色がマッチし、何とも言えない雰囲気を醸し出しています。

絵に込めた思い、ぜひ実物を見に来てください。

入ってすぐのスペースに飾られた大きな絵がひと際目を引きます。この絵に込められた想いを生徒さんに伺うと
「今も世界中いろいろなところで戦争がおき多くの人が苦しんでいます。でもそれは決して他人事ではなく、私たちが暮らす日本でも数十年前には戦争がおきていました。私たちはそのことを決して忘れてはいけないと思います。肌の違ういろんな人種が平和に暮らせるよう、美しい花束で胸の中、頭の中をいっぱいにして過ごしていけるよう、そんな願いを込めてこの絵を描きました。」
と自分の言葉で語ってくれました。松崎にいながら世界の平和を願いそれを一枚の絵に託す。高校生の精一杯の心の叫びが聞こえてくるようで涙が出てきました。
廊下には高校生が描いた松崎の風景画や施設の高齢者の方たちの作品など心にしみる絵画が多数飾られており、皆さんのこだわりや情熱を知ることができます。これから定期的に展示作品を入れ替えるということですので次も楽しみです。皆さんも是非訪ねてみてください。今度はここでぷらっとカフェも開ければいいな、と思っています。

※作品の観覧は一般の方も可能です。(平日10時~16時)

松崎町高齢者福祉サービスを提供する「松崎十字の園」さんの職員の方と、静岡大学の地域福祉を専門とする内山先生を中心に活動をおこなう「2030松崎プロジェクト」の高齢者チームが、昨年の松崎高校での探究学習のサポートを機に始まった松崎高校美術部さんと松崎十字の園さんとの取り組み。こうした多様な世代のつながりが今後も生まれていくことを期待しています。