20240127 三余塾チーム イラストワークショップ

「伝わる絵」を描く、イラストワークショップ

三余塾の伝統を受け継ぎ、住民に学びの場を提供することを目的に活動している「三余塾チーム」。1月27日、ふれあいとーふや。にて、イラストワークショップを開催しました。講師は、下田白浜の民宿「勝五郎」さんのオーナーでもあるイラストレーターの土屋尊司さんです。
令和5年度から令和14年度までの10年間を計画期間とする第6次松崎町総合計画。「ここでは、誇り高く、穏やかに、豊かに生きられる」町を目指すということで、その表紙には、人が生まれてからその別れが来るまでが描かれています。見ていると穏やかな気持ちになることができる、このイラストを描いたのが、土屋さんです。

https://www.town.matsuzaki.shizuoka.jp/docs/2023030700014/file_contents/1.pdf

土屋さんは、松崎町まち歩きマップのイラストのほか、「シモダソルト」「下田海底セラーワイン」のパッケージデザイン、東伊豆町の「御朱印帳」のデザインなどなど、伊豆をフィールドに活躍されています。

アルコールマーカーの使い方を覚えよう!

当日は小学生から大人まで6名が参加。募集をかけてすぐに定員になるという人気の高さでした。土屋さんが大事にしていることは「伝わる絵」を描くこと。これは考えはじめるととても難しいことですが、まずは好きなものをたくさん描いてみよう!ということでした。使用する画材は「アルコールマーカー」。水彩絵の具のような塗り重ねのできるマーカーです。

まずは、このワークショップのために用意していただいた松崎ならではの「栄久ポンカン」やなまこ壁の建物のイラストを塗り絵することで、マーカーに慣れていきます。薄い色から塗り重ねていき、影を付けるのがポイント!影を付けるとイラストがグッと引き立ちます。
そして慣れてきたところで、松崎が誇るイベント「田んぼを使った花畑」で咲いている花をモチーフにした自由なイラスト作成へ。

モチーフは「田んぼを使った花畑」の花、自由にイラストを制作

日頃から絵を描くことが好き、得意な方が多いからか、みなさんサクサクと下絵を描き始め、先生から習ったばかりのマーカーでの着色をおこなっていました。
みなさんが絵を描く間、先生はアドバイスをおこないながら、「稲取キンメマラソン」のポスターなど、これまでに描いた作品を見せてくださいました。
作品が仕上がると、みんなでそれを鑑賞するタイム。最後に、とにかくたくさん、なんでも描いてみようというアドバイスがありました。

個性あふれる作品がそろいました。

嬉しいことに会の終了後すぐに、参加した小学生の子から、今日習った技法で描いたというイラストがメールで送られてきました。アニメのキャラのイラストで、陰影が入っていてとても素敵に描けていました。

「伝わる絵」を描く、という技術を先生から教えてもらうという貴重な時間であったことはもちろんのこと、特に若い世代にとって、「好きなこと」を仕事にしている人の存在はとても大きく、そうした人の話を聞くことはとても大事だと感じました。

次回、2月も「三余塾チーム」はふれあいとーふや。にて、「学び」のイベントを開催予定。決定しましたらお知らせいたします。