20230618 チーム活動連絡会

松崎高校の先生より探究学習の説明

ツーリズムや地域資源の掘り起こし、農業、と様々なチーム活動をおこなっている2030松崎プロジェクト。その活動の進捗状況の報告などをおこなう「チーム活動連絡会」を6月18日に開催しました。
昨年度、松崎高校の「探究学習」のサポートをおこなった当プロジェクト。今年度も探究学習サポートの依頼があり、お手伝いをすることになったため、前半は高校の探究学習サポートについて話し合いました。
まずは探究学習の概要を松崎高校の藤本先生からお話いただき、昨年度の反省やそれをどのように今年度にいかしていけるかを話し合いました。反省点としては、授業ということで時間が限られてしまい、計画だけで実施ができないことがあったことや、プロジェクトのチームに加わるということで、生徒の自主性が感じられなかったことがあげられました。例えば、「高校生の考えるまちづくり」のようなワークショップをおこなってから、チーム活動に加わったほうが「自分ごと」として考えられるのではないかという案がでました。
また、部活動の地域移行や民間委託が進む中、探究学習を部活動としておこなうことができれば、もっと活動ができる、というアイデアもありました。

各チームが作成した活動計画表に基づき発表

後半は、各チームの「活動計画表」の発表。活動計画表に基づくロジックモデルによる活動を松崎町、しかも住民主体の活動でできたらすごいことであるという説明が最初にありました。

ツーリズムのチーム
計画した20コースのモデルコースを設定し、実踏して確認中。実踏の様子はこのブログでも随時お知らせしていきます。

農業のチーム
「どんな人でも農業に携われる」という広いゴールを設定。町外からも人を受け入れられるように、観光アクティビティを新しい目標に入れた。桜葉や桑の葉、川のりなど、松崎町の特産品の収穫体験を企画をしたい。

高齢化のチーム
ふるさと絵屏風(地域に住む高齢の方の思い出を集め絵にした屏風)の作成をし、その屏風を通した多世代交流をおこないたい。その拠点として、十字の園の一室を高校生が気軽に立ち寄ることのできるカフェにできないかという提案がありました。

三余塾チーム
小学生の宿題をみてあげる塾、カフェと連携し、子どもが勉強している間に別室でお母さんたちがくつろげるような場所を提供したい。
→松崎では小学生の夏休みの宿題を中学生が教える「松崎寺小屋」という取り組みをしており、それをもっと発展させていくような取り組みをしては?という提案がありました。

防災チーム
防災について楽しく学ぶためのアウトドアイベントなどが開催できるとよい。

エネルギーチーム
町のエネルギー使用についての現況の調査とバイオディーゼル燃料の精製という二本立ての活動。企業や町の協力が必要。

広報チーム
各チームの活動の発信、カフェでの情報共有も活動の一つ。高校生が動画を作成中。

映画チーム
来年3月に作成した映画を上映というスケジュールが決まっているので、仲間を募りつつも活動も進めていく。制作した映画は町のPRに使うことができるし、1つ作品ができればノウハウができる。どのチームもですが、特に映画チームはメンバーを募集中。

地域の働く場を増やすことが目的とした「経済」のチームを新たに立ち上げたい、という提案があり、地域通貨の勉強会を開いてほしいという要望が早速ありました。
チームの活動につきましては、今後もブログでお伝えしていきます。