20240629 ツーリズムチーム 密教の聖地を巡るコース モニターツアー実施

多種多様な石仏の残る高野山の草庵跡

前日の豪雨がどの程度影響するか心配な中、6月29日、ツーリズムチームは「密教の聖地を巡るコース」のモニターツアーを開催しました。

昭和40年後半まで、松崎から蛇石峠を越えて南伊豆へ通じる国道。海岸線に道路(マーガレツトライン)が開通した今は、その交通も少なく清閑な八木山地区に、その昔、かっては弘法大師も訪れたと伝わる真言密教霊場がありました。奇岩のそそり立つ静寂な巌谷に残る石仏群が当時を物語ります。高野山(たかのさん)から重文岩科学校まで古道を歩き、歴史ある家並みや生活文化を感じながら、9.1 ㎞を歩くハイキングコースです。

8:45に長八美術館駐車場集合。路線バスに乗り八木山バス停下車。奇岩の絶壁がそそり立つ高野山を歩き、多くの石仏が安置されている草庵跡へ。
お昼を1167(仁安2)年に文覚上人がこの地を訪れた際、持っていた釈迦如来像を安置して堂宇を建てたことが始まりとされる永禅寺でとり、桑原・峰・中村というなまこ壁の建物がなどが残る集落をあるきながら、13:30に重文岩科学校に着。再び路線バスに乗って長八美術館に戻りました。

「閻魔真行」絶壁、「弘法大師」石仏を見上げる一行

参加者の方からは、古道歩きの奥深さを感じた、とにかく景色が圧巻、仏教に興味がなくでも楽しめる内容といった感想をいただきました。気候がよければバスに乗らなくてよいのでは、お昼の時間をしっかりとったところが良かった、というツアーのヒントになる感想もいただきました。

前日の大雨の影響なのか、道路脇に「幻の滝」出現

次回は7/20の開催を予定。詳細はこのブログでお伝えいたします。